射的、射的

公の場で「私はガンマニアです。」と言い切れる人は果たして何人居るだろうか?  私の感覚ではトイガンはプラモデルやラジコンと同じ健全なホビーであると思うのだが、残念ながら「銃=人殺しの道具。玩具であっても銃を趣味にするような輩は野蛮だ。」という認識が一般的であるような気がする。 私はかつて総合ホビーショップでトイガンコーナーの責任者をしてい事があるのだが、店の一番奥に有るトイガンコーナーにはめったに子供が来ることは無かった。たまに子供がトイガンを見に来ると母親が慌てて「こんな危ないモノは見ちゃいけません!」と子供の手を引きプラモデルコーナーへ連れ戻してしまう。ところが、地域の商工会主催のお祭りにエアガンを使用した射的屋を出店した時の事である。 お菓子やキーホルダーやぬいぐるみなどの賞品に釣られてか「せっかくだから射的屋で遊んでいきなさい」と子供をけしかける母親や祖父母の姿を見る事となったのである。それどころか親子で射的に興じる姿も珍しくない。 私はその時悟ったのである。 銃を怖がり、イカガワシイと思うのは銃の事を知らないからだと。 世界一厳しいとまで言われる日本の銃刀法の下では普通の人が銃に接する機会など殆んど無い。 銃の情報はブラウン管越しに武器として、あるいは凶器として誇張されて伝えられる。 それが唯一の情報ソースであるならば「銃=人殺しの道具」という図式が固定してしまうのも無理は無い。 しかし、同じ銃でもお祭りの屋台という比較的身近なシュチエーションで使われれば何の抵抗も無く受け入れてしまうのである。 トイガンに接する機会を増やし、使い方さえ間違わなければ安全な玩具なのだという事を知ってもらうことが、トイガンというホビージャンルの地位向上に繋がるのではないかと思ったのだ。(ちょっと大袈裟だが、少なくともトイガンが趣味だと言っただけで眉をひそめられることが無くなるのでは?)そんな訳で、射的屋なのである。

射的道とは(その1)

 
 
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