APSカップ/IPSC 2006

去る8月5日、6日に浅草の都立産業貿易センター台東館においてAPSカップ本大会が行われた。 
APSカップとはJASG(業界に2つある組合のうちのひとつ)が主催しているエアガンによる精密射撃競技である。 

今回私は5日のライフルクラスのみの参加となった。 と、言うのも6日には同会場の別フロアで行われた「JASGスピードシューティング」というIPSCスタイルの新種目のエキシビジョン・マッチにボランティアスタッフとして参加していたのだ。 
「静」の競技であるAPSに対して「動」の競技の開催は長い間待ち望まれていたのだが、このたび「動」の競技としてIPSCをスタートすると聞きハンドガンクラスを捨ててでもお手伝いしようと思ったのだ。 なぜなら、現在、多くの都道府県で18歳以上用のエアガンは有害玩具に指定されており、未成年者への販売に罰則規定を設けている都道府県も少なくない。 未成年者が合法的にエアガン・シューティングを楽しむために残された僅かな選択肢の1つが「スポーツ用具としての認定を受ける事」でありAPSカップやJASGスピードシューティングは目下それに至る唯一の道であると思ったからである。


さて、5日に行われたAPSカップ・ライフル部門には今回マルゼンのCA870で挑んだ。昨年使用したマルゼンのType96が無改造なら最強なのは判っていたのだが、敢えてCA870でどこまで行けるか試したかったのである。 
実は諸般の事情により来年からAPSカップには(IPSCも)JASG加盟メーカーの製品しか使用できなくなる。そうなると入門用低価格ライフルが無くなってしまうのだ(今までは東京マルイのVSR-10が、その役割を果たしていた)。 そこで、CA870に白羽の矢が立ったという訳である。 CA870は低価格で命中精度には定評がある。サバイバルゲームとAPSカップとでは次元が違うのだが基本性能さえ良ければカスタムパーツで補いが利く。 そこにビジネスチャンスもあるという事なのだ。 今回は時間が無かったので内部パーツはファイヤフライのカスタムバレル「あたりめ」とカスタムパッキン「くらげ」を装備するだけに留まったが、本体の剛性アップとトリガーのチューニングを施せば、かなり使える銃になりそうだ
CA870用パーツにご期待ください。 で、成績は? 今回は実験ですから深く追求しないように・・・(汗)
6日は朝からIPSCのセッティングで別フロアの特設会場に缶詰となった。 その日の朝に業者さんによる会場設営が行われ、IPSCのステージ作りはその後からだったので、てんてこ舞いのおお忙し! 開場前からお客さんが並んでしまい、スタッフによるテストランすら行えないままスタートとなった。 結局、お昼ご飯を食べる暇も無く大盛況であった。
ステージは3つ用意され、どれもIPSCのエッセンスをふんだんに盛り込んだ楽しいコースだった様なのだが、かろうじて最後に自分が担当するステージを撃つことは出来たものの、ほかのステージがどんなモノだったかも判らないまま「JASGスピードシューティング」のエキシビジョン・マッチは終了したのである。
ちなみに私が担当したのはStage1 Swing&Slide というスインガーとムーバーの有るステージであった。 射手自身はシューティングボックス内から撃つだけで移動は無いのだが、その分マトの方が激しく動く派手なステージである。
今回はエキシビジョンということでIPSCがどんな競技かを「見せる」事に重点を置いたため、初心者の目には敷居が高く映ったかもしれないが、今後のIPSCをAPSカップのように定着させていくために、どのような方法論でアプローチしてゆくのか楽しみに見守りたいと思う。